nuclear power generation

基本情報

各国の発電量に対する原子力発電が占める割合(08年)

世界:13.5%

米国:19.3%

仏国:77.1%

日本:24.0%

核燃料の原料「天然ウラン」

ウランには複数の種類があり、その原子核が分裂性質をもつものがある。

原子核が分裂する際に膨大な熱が出るため、これを発電に利用しようというのが原子力発電。

天然のウランは、酸素と結合した化合物の状態で岩石中に存在する。

天然ウランを多く含む「ウラン鉱物」は、世界中のウラン鉱山で採掘されている。

2009年現在の世界のウラン埋蔵量は約630万トンと推定されている。

100万キロワットの発電能力をもつ発電所(およそ原子炉1基分に相当)を、1年間稼働させるのに必要なウランは21トン。

疑問

「原発全廃」でも電力不足は起きない?

技術

「原子炉の安全停止」の条件

止める:燃料棒の間に「制御棒」を差し込むことで、原子炉の運転を止める。

冷やす:水を循環させて燃料棒を冷やす。循環する水(冷却水)に、海水が流れる配管を接触させることで、冷えた水がつねに燃料棒に注がれるようにする。

このしくみを熱交換という。

閉じこめる:圧力容器、格納容器、原子炉建屋などによって、放射能を閉じこめる。

回答

北海道から九州までの電力9社が保有する原子力発電以外の火力発電などの設備と、他社が発電した電力を受電した分で、最大電力需要を賄える(広瀬隆)

水力発電の設備能力と、実際に可能な発電量は異なる
(※ 水力発電所は常に100%の設備能力で供給できるわけではない)

石油火力のなかには昭和30年代に建設されたものもある
(※ これも常に100%の能力で使用できる保証はない)

他社受電に、卸電力事業者である日本原子力発電の原発が発電した電力が含まれている