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a tomoyuki ishikawa 16 éve

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多文化的シチズンシップ

多文化主義の社会理論は、国民国家や文化的同一性を重視する従来の理論に対する批判として生まれた。マーシャルやベンハビブなどの学者によって議論され、特に80年代以降、社会における多元性と文化的多様性が重要視されるようになった。この理論は、異なる文化やエスニック集団が共存し、それぞれの文化的権利が認められる社会を目指すものである。多文化的シチズンシップは、国民全体が文明生活に参与できるようにし、労働者階級を含むすべての人々を福祉国家体制に統合することを目指している。

多文化的シチズンシップ

多文化的シチズンシップ

シティズンシップ

社会構成文化
批判3

文化は同質的な全体などではない

文化主義的本質主義に陥っている

批判2

反論:個別性を見出すための区分でもある

差別や抑圧は別個の事情があるはずで、個別性を考慮しない議論をしても仕方ないのでは?

批判1

反論:全体の問題も重要。議論しているのはその一部にすぎない

民族問題だけに限定するのは、議論の対象が狭すぎるのではないか

ヤングの構想のように、もっとさまざまな文化の多様性を議論の対象にするべき

記憶や価値だけでなき、諸々の共通の制度と実践を含んだもの
諸々の有意味な生活様式をその成員に提供する文化
範囲

社会生活、教育生活、宗教生活、余暇生活、経済生活を含んだ、公的領域と私的領域の双方を包含する人間活動の全ての範囲

文化的マイノリティ集団
エスニック集団

社会構成文化を持たない

民族的マイノリティ集団

社会構成文化を持つ

集団別権利
なぜ、ある種の権利が特定の集団のみに与えられるのかという議論
集団的権利は、あいまい

権利を行使する主体は個人でも集団でもよい

内的制約と外的防御が区別されていない

多文化的
文化=民族 に絞る
多文化的社会は、ナショナリティやエスニティを指標とする文化集団の複数性からなる社会
どのような集団に対して文化的権利を認めれば正義に適うか
方向
労働者階級の文明市民への統合による階級対立の無意味化
成員資格にもとづく個人権の付与
定義
貧しい労働者階級をも国民へと統合して、福祉国家体制を確立し維持していく
シティズンシップによって全国民は文明生活に参与できるようになる
S.ベンハビブ
キムリッカ

国民国家

マーシャル以降:80年代以降、
多文化主義的社会理論
国民の文化的同一性を当然視する社会理論への批判
多元性の内容(マーシャル)
階級対立によるもの
文化的多様性ではなく(マーシャル)
T.H.マーシャル

多文化主義

議論
どのような権利を認めるのか

権利要求の種類

外的防御

是認しうるし是認すべき

外部の決定による衝撃から集団を保護することが目的

内的制約

拒否すべき

内部の異論による不安定から集団を保護することが目的

集団に属して移住する権利???

議会での代表、教育、社会保障など

中立国家の理念からの逸脱を認めるのか???

ある特定の文化集団に属していることを理由に特別な扱いを受ける権利があるか

集団的権利を認める理由
文化が異なるとはどういうことか

民族的ないしエスニックな差異と便宜的に同一視する

実際にこれが紛争の種である

問題の単純化のため

多文化的シティズンシップにより絞り込む

民族的ないしエスニックな集団に限定

広義:I.M.ヤング

政治的権利

それだけで良いのか?

広すぎることが弱点

女性、黒人、先住アメリカ人、老人、低所得者、障害者、ゲイ、レスビアン、ヒスパニック、若者、非熟練労働者

イデオロギーであり、指導原理そのもの
方法
駄目な方法=紛争の原因にな

同化主義

良い方法=不満の蓄積を防ぐ

エスニック・マイノリティの教育や社会参加

人種差別禁止、アファーマティブアクション(積極的差別是正措置)の導入

伝統的文化、言語、生活習慣の保護、援助

対象
各人種、民族、エスニック集団(移民・難民、外国人労働者、周辺地域少数民族集団等)
目的
理由

社会構成文化が自由の選択肢を提供する

リベラリストは、社会構成文化の存続可能性に関心を持つべきだから

社会構成文化が人々の自由にとって重要であるから

多民族・多文化の統合
引用元
I.M.ヤング
時安邦治
関根正美