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作者:Takahiro Kato 11 年以前

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交流分析

交流分析、またはTAは、エリック・バーンによって提唱された心理学の理論であり、人間の行動やコミュニケーションを理解するためのフレームワークを提供する。TAは、自我状態をP(親)、A(大人)、C(子供)の3つに分け、それぞれの特徴や役割を分析する。親の自我状態には、養育的な側面と批判的な側面があり、前者は他人に対して受容的で共感的な態度を示し、後者は厳格で批判的な態度を取る。

交流分析

2013年8月7日(水)10:00~12:00@小会2 日本学校教育相談学会理事 岩野宣哉先生

A(Adult 大人の自我状態)

データ処理のコンピュータのような働きをする

事実に基づいて物事を判断しようとする部分

交流分析

自我状態

P(Parent 親の自我状態)
NP(Nurturing Parent 養育的なP)

新説の押し売りやおせっかいとなり、相手の自立や独立心を抑制してしまう。

甘やかす

他人の自主性を損なう

押しつける

過度に干渉する

過度に保護する

他人に対して受容的で、相手の話に耳を傾けようとする。親身になって世話をし、親切な言葉をかけて相手を快適な気分にする。「よかったね」「えらかったね」などのほめ言葉が多く、同情的で愛情が深い。肩をやさしく抱くような態度で、相手に幸福感、満足感を与える陽性のストロークを多く発する。

受容する

同情する

保護・育成する

共感する

相手を認める

共感、思いやり、保護、受容などの子どもの成長を促進する母親的な部分

CP(Critical Parent 批判的なP)

否定的側面

CPの強い人:眉間にしわを寄せ、命令口調で「~すべきである」「~するのは当然である」などと強い言葉をはく。態度姿勢が尊大で、相手を小バカにしたようなところがある。人をアゴで使い、人差し指でいろいろと指示をする。

独断的

排他的

支配的

何事にも批判的

偏見を持ちがち

肯定的側面

社会秩序の維持能力や理想追求、保守的、決められたことをきちんと守り、仕事なども非常に真面目にこなす頼りになる存在。

責任を持つ

道徳を尊ぶ

秩序を維持する

良心に従う

理想を追求する

理想、良心、責任、批判などの価値判断や倫理観など父親的な厳しい部分

父親からは厳しさと理想追求のCPを、母親からは優しさや共感のNPを受け継ぐ。CPが男性性(父親性)、NPが女性性(母親性)の象徴。2つのバランスが重要!
TAでは、Pはその人の心そのものよりも、親やそれ以前の世代から引き継いだものが心に根づくと解釈する。
Pが主導権を握ると自分の両親が用いたり、また現在使っているような身振り、手振り、言葉づかい、話し方など似たような反応をする。
記録テープ
幼い時に父母やそれに準ずるような人たちが感じたり、考えたり、行動したりしたことがメッセージとなってその人の中に取り入れられたもの。

TEG(東大式エゴグラム)

TA(Transactional Analysis)

米精神科医エリック=バーン
TA学会